レスポンシブWebデザイン、CSSフレームワークなど、Webフロントエンド開発に関するBLOGです。
※SYMMETRIC公式BLOGと統合し、ブログ名称を変更しました

世界的に高まるWebサイトへのモバイルアクセスシェア

昨年の9月時点で既に世界の40カ国はPCよりモバイルからのWebサイトへのアクセスが高いというのだ。

参考:Mobile Web has now overtaken PC in 40 nations, including India, Nigeria and Bangladesh

これはmobiForgeがアクセス解析サービスの「StatCounter」(アイルランド)から提供されているデータに基づいた記事で説明している。

2014年12月~2015年2月までの統計を実際に取得してみたが、以下の地図データを見ると実際にどの国がPCよりモバイルからのアクセスが多いかが非常にわかりやすい。

StatCounter-comparison-ww-monthly-201412-201502-map

Source:http://gs.statcounter.com/#all-comparison-ww-monthly-201412-201502-map

青の地域がまだPCからのアクセスが過半数を占めている地域となり、緑の地域がモバイルからのアクセスが過半数を占めている地域となる。これによると、東南アジア、中東、アフリカではモバイルからのアクセス率が高いことが分かる。

これらの地域の特徴としてはPCよりもモバイルの方がインフラ整備面や金銭面などのハードルが低く、Webアクセスするためのツールとしてモバイルの方が普及している地域と推測される。この結果から、対象地域をターゲットとしてビジネスを展開する上では問答無用でモバイルフレンドリーなサイトが必要であるとも言えそうだ。

mobiForgeによるとこれらの地域だけでなく、世界的に見てもモバイルからのアクセスシェアは2013年が17.1%だったのに対して、2014年では28.5%まで伸びている。日本でも多くのサイトで既にアクセスシェアの40%~50%がモバイル(スマートフォン)からだと言う話はあるので、まだまだサイト平均で計測するとPCからのアクセスが上回る状況だが、この数年で全世界的にモバイルからのアクセスが50%を超える日もそんなに遠くなさそうだ。

こうした全世界の状況を踏まえると、世界的にWebサイト検索を提供しているGoogleが2015年4月21日からモバイルフレンドリーかどうかを1つの評価軸とすることにした、むしろせざるを得なかったことも頷ける。

ちなみにGoogleのモバイルフレンドリーについて以下の記事でまとめている。

モバイルフレンドリー対応まとめ

 

bnr_bottom_gc_blue

Page Top