開発ツールが鍵を握る PCスマホ変換
PCスマホ変換 とは、PCサイトを分析し、必要な情報を取得し、新たなコンテンツを生成することです。最終的なアウトプットはWebコンテンツですが、既にあるものを再利用する点が違います。この再利用を如何に簡単に迅速にできるか、どれほどの複雑な要望に応えられるかが、変換ソリューション導入の可否とメリットに直結します。開発ツールこそ、変換ソリューション選びの肝と言ってよいでしょう。今回は様々な変換用開発ツールをまとめてみます。
1.ドラッグ&ドロップ系
代表的なのは、PCスマホ変換の筆頭ともいえるshuttoさんのツールですが、基本的にPCサイトの必要な部分をドラッグして、スマホ画面の中にドロップします。恐ろしくEasy&Simpleで、当に直感的な操作感と言えるでしょう。細かなデザインプロパティも設定画面で行えるので、タグなど一切知らなくてもこれなら誰でもできそうです。似たようなツールとしては、mobeekさんも挙げられるでしょう。
shutto公式サイト→https://shutto.com/
2.自動 PCスマホ変換 ⇒画面調整系
自動変換の老舗ともいえるツールが、DudaMobileさんです。なんと3ステップで自動変換します。あっと言う間にスマホ画面が完成し、驚くほど完成度が高く、そのまま運用してもよさそうです。独特の画面ですが、変換後に全体や部分に対して細かくデザインプロパティを設定画面で与えることで調整も簡単にできます。bMobilizedさんも同様のツールのようです(未確認)。
DudaMobile公式サイト→https://www.dudamobile.com/jp
3.プログラミング環境(IDE)系
以前よりプログラミングツールの有用性を訴求しているのがMobifyさんです。変換プログラミングをするための環境と、変換プラットフォームのAPIを提供することで、変換という慣れない開発を可能にします。しかもとしてオープンソースとしても公開されているようなのでエンジニアであれば何でもできる環境が整っていると言えるでしょう。オープンソースではありませんが、統合開発環境を提供している弊社シンメトリックのジーンコードもこの部類に属します。
Mobify公式サイト→http://www.mobify.com/go/jp/
ドラッグ&ドロップや自動変換の技術があるのに、なぜプログラミングベースのサービスがあるのでしょうか?それは、動的ページであったり、対象ページが多かったりすることに起因します。わざわざプログラミングするのは、動的に変化するコンテンツ(または大量パターン)を追いかけるのに、特定画面のドラッグ&ドロップや自動変換ではロジックが足りないのです。逆に言えば、静的で数が多くないコンテンツであれば、簡単・便利な自動変換技術を利用できるのです。
一方、プログラミングが必要な変換は、動的なコンテンツに合わせた高度な変換が可能となっており、弊社製品ジーンコードでも、ECや金融系の大規模サイトに採用され、2年以上の運用実績も積み上げています。開発ツール(IDE)によって開発・運用ともに弊社外の技術者が携わっており、大規模スマホサイトの新しい開発手法として確立しつつあります。
GeneCode公式サイト→https://www.symmetric.co.jp/genecode/
まとめますと、PCスマホ変換では、提供されている開発ツールとサイトの特性がマッチしたものを選択することで、大きなメリットを生み出すことができるでしょう。