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PCスマホ 変換 サービスを分類 – 導入方式編

PCスマホ 変換 サービスや製品は、比較的多くの選択肢が存在します。まだニッチな分野ですが、多くの参入企業があります。それぞれの 変換 サービスが、それぞれに合ったターゲット層への導入を推進することで、この分野全体が伸びていくことが期待できます。これらの 変換 サービスを見れば、価格も方式も多種多様であり、はた目には違いが分かりにくいと思います。そこで今回は、サイト変換 の1ベンダーとして、 変換 サービスを分類してみたいと思います。

 変換

今回の視点は、「導入方式」による分類をします。導入方式は3つに分けることができます。

  1. Web完結型ASP
  2. ソリューション型ASP
  3. オンプレミス変換製品

それぞれに強みがあり、ターゲット層が異なります。

1. Web完結型ASP:スピードお手軽導入。お店や企業のホームページに。

Webから申し込んで、すぐに利用開始できます。PCスマホ変換サービス の草分け的存在でもある、shuttoさんや、dudamobileさんなどが、この分類に属します。ブラウザから変換設定が可能で、あっという間に最初の1ページが出来上がります。とはいえ、細かな設定は素人だと流石に難しいので、Web開発者が行うケースが多いと思われます。また、もっとも提供ソリューションが多い(5~6社)分類でもあります。

ページに複数パターンのある動的ページや、JavaScript(変換不可能)を多用したページでの利用には適していないでしょう。HTML中心の静的コンテンツであることが多い、お店や宿の紹介ページや企業HPなどに、向いていると言えるでしょう。価格が年数万円と固定で安価あることも、大きなメリットです。画像や文章をそのまま利用するのであれば、制作が安価にできるので、Web制作会社が後々のサイト保守を考えて、連動ツールとして導入することも考えられます。

2. ソリューション型ASP:お任せで柔軟対応。様々な動的サイトに。

動的サイトやJavaScriptの変換対応する為に、個々の事情に応じた開発を行うのが、ソリューション型ASPです。Mobifyさんやflamingoさん などのサービスが代表例で、他にも数社あるようです。ASPなので自社にシステムを導入する必要がなく、ソリューション型なので開発・保守も基本的に委託するため、開発要員の確保も必要ありません。これによりソリューション型でありながら導入のハードルが低いのが特長です。

なお、ASPは基本的に利用量に応じた課金となるので、将来のサイトのトラフィックを考慮することが必要です。ソリューションの向き不向き(コストパフォーマンス)は個々のサイトの事情で大きく変わりますが、動的サイトをスクラッチで構築することに比べれば、大きな開発コストメリットが得られるはずです。

3. オンプレミス 変換 製品:自社構築。セキュリティ要件が厳しい登録系に。

変換システム自体を自社インフラの中に配置して使う、自社内故に基本は自社で開発・保守をしたいと考える企業向けの導入方法です。弊社ジーンコードがこの分類となります。自社のセキュリティポリシーに合わせたシステム開発・運用が可能であること、価格が利用量に関わらず一定であることが特長です。

変換サーバー導入のハードル(価格&環境)が高く、開発要員確保も必要です。PCサイトとスマホ変換の運用がワンストップで可能となるので、そのメリットの大きさが高いハードルをクリアできるかどうかのカギとなります。

まとめ

他社の内情をよくよく知って書いていることではないですが、システム的な特徴から推察すれば、上記のことは「当たらずといえども遠からず」だと思います。PCスマホ変換を検討する際は、上記の分類を参考にしてもらえれば、一助になるのではないでしょうか。

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